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ロックバンドを紹介します WOMCADOLE『綺麗な空はある日突然に』

バンド界に中性的な男性ボーカルが増えたのっていつ頃からなんですかね。セカオワとかユニゾンとか。 いや、私も好きなんですけどね。

そんな兎にも角にもハイトーンボイスなバンド界において、 地に響くような低音を武器に戦うロックバンドがいます。

WONCADOLE。

ロックバンドって彼らのためにある言葉なのではと思うほど、 ど真ん中直球のロックを鳴らしています。

WOMCADOLE『綺麗な空はある日突然に』

Vo.樋口氏の声

先述した通り、現在のバンド界はハイトーンのボーカルで溢れています。 そんな中、Vo.樋口氏の声はその流れに逆行しています。 しかし、だからこそ際立っている。

その歌声の特徴は低音とノイズ。

低音ボーカルが響く。
シンプルなロックでも、この声が入ることで、 重厚感が増す。

また、巻き舌気味の歌い方も魅力的。

そして高音域になると叫ぶような歌い方となり、 ノイズがかる。それが格好良い。エモい。

感情が声に乗る。
熱が声に乗る。

とても魅力的なボーカリストだと思う。

日本語ロックの美しさを感じる歌詞

君の場所目指した、世界の終わりの日に
僕は走りながら言う「唄おうか」
そこで泣いてる君に聞こえるかな
教えてくれよ 教えて

彼らの音、彼らの声と同じく真っ直ぐな歌詞。 背伸びをしていない若者としてのストレートな熱を孕む。

また日本語の美しさを感じさせる。 安易な英語に逃げず、日本語ロックと向き合う姿勢を。

それを感情が篭った歌声に乗せることで相乗効果で、 美しさが増す。

そもそもタイトルが素晴らしい。

『綺麗な空はある日突然に』。
不合理さや憂いを感じさせる。

それでも前を向き続ける歌詞と合わさり、 とても魅力的な曲名だと思う。

ロックバンドWOMCADOLE

まさに、芯を食ったロックサウンドを鳴らすバンドです。 ザ・バンドマンといったルックスもそうですが。

PVのラスサビとか格好良すぎるでしょう。 ボーカルがギターを拾い、振り返るとバンドが。 ギターをかき鳴らし、顔を歪め歌う姿はこれこそバンドマンだなと思うんです。

Vo.樋口氏は抱えきれない感情を曲に乗せて吐き出しているのでしょう。吐き出さずにはいられないのだと。狂おしいほどに。

だからこそ彼らの歌には感情が乗る。熱が篭る。

ロックは若人のものです。
それは間違いない。
若人を救い、迷わせるためにある。

WONCADOLEのメンバーはまだ20代前半。 若さ故の不器用さを感じる。

しかし、その不器用さが、愚直さが、 引き寄せるのでしょう、心を。
響くんでしょう、歌が。

自分がもう少し若ければ、 この楽曲に救われたのだろうなと思います。 だからこそ知ってほしいなと思うんです。

ロックバンドWONCADOLEの紹介でした。
ロックを聴きましょう。
では。


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