あひろぐ

音楽やらカフェやら漫画やら

2018-01-01から1年間の記事一覧

アイドル界を通過した超大型台風 清竜人25

清竜人というアーティストをご存知でしょうか。 10代の頃に作った1stアルバムが第二回CDショップ大賞にて準大賞を受賞するなど若き天才と称された彼。 細い糸のような繊細な世界観と、 優しく掠れた歌声を持ったシンガーソングライターでした。 当時の曲がこ…

現代神こと米津玄師の新曲『Flamingo』がリリースされたタイミングで『ゴーゴー幽霊船』について語りたい

現代神こと米津玄師の新曲『Flamingo』がリリースされましたね。 『 Lemon』が空前の大ヒットを飛ばし、今回はどんな曲を持ってくるかとみんなウキウキしていたと思うんです。 米津玄師『Flamingo』 で、この奇妙な曲ですよ。 人々の期待をハンマーでぶっ叩…

ロックバンドを紹介します WOMCADOLE『綺麗な空はある日突然に』

バンド界に中性的な男性ボーカルが増えたのっていつ頃からなんですかね。セカオワとかユニゾンとか。 いや、私も好きなんですけどね。 そんな兎にも角にもハイトーンボイスなバンド界において、 地に響くような低音を武器に戦うロックバンドがいます。 WONCA…

昭和歌謡とやさぐれ感とイケメンと 椿屋四重奏

好きなバンドが解散したときの喪失感って言いようがないですよね。 活動休止ならまだ一縷の望みにかけることが出来ても。 そんな喪失感を味わったのは、2011年のこと。 とあるバンドが解散しました。 強烈な個性を持ったバンドでした。 未だに後釜と思えるバ…

下北沢『碧鳥(aotori)』にて碧いクリームソーダを

下北沢。 古着屋と劇場が並ぶ若者の街。 同じ若者の街でも原宿や渋谷ほど若すぎず、 吉祥寺ほど落ちついていない。 独特な気配を持っている街、下北。 煩雑で自由でサブカルちっく。 強いて挙げるなら高円寺に近いですかね。 本日はそんな下北沢にひっそりと…

パラレルワールドにおける米津玄師 Eve

"youtuber"と"ボカロP"と"歌い手"。 現代における「三大大衆にマウントを取られがちな職業」ですね。 彼らは無意味にバカにされ、問題を起こした時ばかりニュースで取り上げられ嘲笑されます。 まぁ出る杭は叩かれると言いますからね。 ハンマーブロス。 こ…

次世代ガールズポップの担い手 the peggies

今日も今日とてガールズバンドの話をします。 今まで当ブログでFINLANDSとHump Backという2組のガールズバンドを紹介してきました。 www.ahiru-no-blog.com www.ahiru-no-blog.com 彼女達の特徴は同性受け。 格好良いロックを鳴らしている2組。 バレンタイ…

突然変異で生まれた怪物 凛として時雨

一言で邦楽ロックといってもジャンルは多岐に渡ります。 ロキノンにパンク、メロコア、ラウド、オルタナといった具合にですね。 2000年代後半以降、そんな邦ロックシーンにおいて"凛として時雨"というジャンルが存在し続けています。 まさに唯一無二とは彼ら…

ファンキーで退廃的なthe mother's boothを青田買いしましょう

音楽の聴き方が多様化した現代、 アーティストの人気は何によって計られているのでしょうか。 ひと昔前ならオリコンという絶対的な指標がありましたが、 今はそんな指標も多岐に渡り、何を基準に考えれば良いのか難しくなっています。 そんな現代において、…

ネクライトーキーはポップという名の隠れ身の術の使い手です

ネクライトーキーというバンドがおりましてですね。 パッと見は良くいるポップでキャッチーな若手バンドなんですよ。 鬼POPで激キャッチーなね。 しかし、聴けば聴くほどクセになるというか。 Youtubeの関連動画で上がってくるとついクリックしている自分が…

ヨーロッパの片田舎、いやここは中目黒 『ラ・ヴィア・ラ・カンパーニュ(La vie a la Campagne)』

中目黒にいる人ってどんなイメージですかね。 顔面偏差値高めのカップル多そう。 意識高い系の若者住んでそうだよね。 起業する人とかさ。 お花見する人達も上野とかとはちょっと違う人種だよね。 って感じですか? どうです? そのどれもに(いけ好かない)…

bonobos『THANK YOU FOR THE MUSIC』という祈り

以前のブログで、不朽の名曲としてフラワーカンパニーズの『深夜高速』を紹介しました。 www.ahiru-no-blog.com 冗長な前置きはやめましょう。 本日もそんな心に残り続ける名曲を紹介させてください。 bonobos『THANK YOU FOR THE MUSIC』 bonobos 2001年結…

不屈の闘志が作り上げたみんなの遊び場 GANG PARADE

カミヤサキ ヤママチミキ ユメノユア キャン・GP・マイカ ココ・パーティン・ココ テラシマユウカ ユイ・ガ・ドクソン 月ノウサギ ハルナ・バッ・チーン こちらは"みんなの遊び場"をコンセプトとするアイドルグループGANG PARADEのメンバー9名の名前です。 …

大人向け絵本のような漫画『ハクメイとミコチ』の世界で暮らしたい

漫画の世界に入ってみたい。 誰もが考えることだと思います。 少年漫画の世界で冒険したい。 少女漫画の世界で恋したい。 人によってその選択肢は様々かと。 じゃあ実際に神様が降りてきて、 好きな漫画の世界に入れてあげるよと言われたらどの作品にするか…

フレデリックのあざとさに隠された意地

フレデリックが『オドループ』で邦ロック界に殴り込みをかけたのが2014年。 『オドループ』はyoutubeでは4000万再生を超えるなど、2010年代を代表するモンスターソングとなりました。 さらに『オドループ』から2年後、彼らは『オンリーワンダー』で再度2000…

オシャンティック理科室オブザイヤー 学芸大学『Factory&Labo 神乃珈琲』

先週に引き続き、学芸大学のカフェを紹介します。 前回紹介した『EMPORIO cafe&dining』とは駅から逆方向へ。 学芸大学駅から徒歩10分ほどの目黒通り沿い。 ガラス張りのお洒落な建物が。 本日紹介するのは、こちら。 『Factory&Labo 神乃珈琲』。 店内に入…

東京事変っていう曲者オールスターズ

東京事変が解散してから早6年。 彼らに代わるバンドは未だ現れません。 今後も現れることはないでしょう。 それだけ強烈な個性を持ったバンドでした。 2003年のバンド結成時、衝撃を受けたことを覚えています。 当時からソロアーティストとして地位を確立し…

藤原さくらが世間から過小評価されている件

数年前にたまたま渋谷の小さなライブハウスに行ったんです。 お目当ては1人の女性アーティストでしたが、他にも何組かの出演者が いました。 そんな出演者の中に1人の小さな女の子が。 司会の人からは福岡の高校に通っており、春休みを利用して上京しライブ…

席料50円のカフェは、デートにもノマドにも使える最高空間でした 学芸大学『EMPORIO cafe&dining』

学芸大学駅周辺。 お気に入りなんですよ。 大好きな服屋やらカフェやらがあって、 目黒通りまで出れば家具屋も多い。 渋谷から東横線で4駅という立地ながら、 休日でもそこまで人が多くないことも良き。 デートにもオススメのエリアです。 そんな学芸大学駅…

無骨さと暖かさと ズーカラデル『アニー』

andy moriっていうバンドが大好きだったんですよ。 不器用で、暖かくて、自由で。 彼らは順調に音楽シーンを駆け上がり、その半ばで解散を発表しました。 そして解散ライブを控える頃、Vo.小山田壮平氏が河川への飛び降りを行い、大怪我を負いました。 その…

天下無双のジャズヒーロー H ZETTRIO『Dancing in the mood』

インストゥルメンタル。 いわゆる歌のない楽曲を示す言葉です。 貴方は聴きますか? 私はあまり… どうしても物足りなさが勝ってしまってですね。 私と同じような方いるんではないでしょうか。 そんな貴方に朗報です。 インストを聴かなかった私でも心を奪わ…

エスプレッソとミルクの極上ハーモニー 『LATTEST』

休日に予定がなく、ぶらぶらしようかなととりあえず外に出る。 そんな時、貴方は何処へ行きますか。 私は表参道や青山に向かうことが多いです。 好みの雑貨屋やカフェが多いことも理由の一つですが、 お洒落なお店が点在し、気まぐれに歩き回っても飽きない…

笑っちゃうくらい格好良い?いや、笑ってしまうけど格好良い。Fear, and Loathing in Las Vegas

最高に格好良くて、 最高に面白い、 そんな最高なバンドを紹介します。 Fear, and Loathing in Las Vegasです。 特徴的な名前ですよね。 このバンド、名前に違わずというか、名前以上に特徴的なバンドです。 一度聴いたら、 いや一度見たら、 あなたの記憶に…

きっかけはバナナマンでした 乃木坂46『世界で一番孤独なlover』

乃木坂46。 AKBグループのライバルとして始まった彼女たちも、 今やアイドル界の頂点に立ったと言っても過言ではないでしょう。 高いレベルのルックスとパフォーマンス。 現役専属モデルも多々。 AKBの売りが親しみやすさとすれば、 彼女たちは高嶺の花とい…

夏の終わりの物悲しさ 大塚愛『金魚花火』

夏の終わりって何故こんな物悲しいんでしょうか。 真夏の盛りには、暑さにやられてさっさと秋が来ないかと願っていたのに。 いざ暑さが和らいでくると、夏が終わってしまうことに寂しさが。 なんなんですかね、この感じ。 我が儘というか、なんというか。 毎…

ガールズロックンロール Hump Back

ガールズロック戦国時代ですね。 今日もガールズロックについて話します。 ガールズロックって大きく2つに分けることが出来ると思うんです。 いわゆる男ウケと女ウケというか。 異性にモテるか同性にモテるか 可愛いか格好良いか あざとさの有無 処女性の有…

西新宿五丁目『サウザンドコーヒー』にて美味しいスイーツと穏やかな午後を

とある休日の午後、 西新宿五丁目駅に降り立つ。 新宿駅から大江戸線にて2駅。 新宿から歩くことも出来る距離ですが、今回は電車で。 今回は2018年7月にオープンしたカフェの評判を聞き、訪れてみることにしました。 西新宿駅から徒歩5分ほど。 大通り沿いに…

日食なつこ『ログマロープ』という応援歌

日食なつこというアーティストをご存知でしょうか。 名前で好みじゃないやと思った方、もうちょっとだけお待ち下さい。 確かに独特な名前ですよね。メンヘラというか、中二病というか。 酸欠少女さユりみたいな。 しかし、一度で良いです。 聴いてみて下さい…

フレンズがシティポップとJ-POPの架け橋になる

最近きてるバンドがあるんです。 大好きなんです。 出会いはyoutubeにて。 シティポップの全盛期。 Suchmosや先日取り上げたAwesome City Clubなどが関連動画を埋め尽くしていた頃。 www.ahiru-no-blog.com 完成されたオサレ感を最大の武器とするシティポッ…

懐かしさに満ちた中野の古民家カフェ『モモガルテン』

とある休日。 お気に入りのカフェへ。 中野駅からぶらぶらと15分程。 たくさんの芸能人を排出していることでも有名な堀越学園高校そば。 住宅街の中にある遊歩道を歩いて行くと、「ココ喫茶店」の文字が。 ココと言われてもどこ? いやいや、すぐ先に入口が…