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突然変異で生まれた怪物 凛として時雨

一言で邦楽ロックといってもジャンルは多岐に渡ります。 ロキノンにパンク、メロコア、ラウド、オルタナといった具合にですね。

2000年代後半以降、そんな邦ロックシーンにおいて"凛として時雨"というジャンルが存在し続けています。

まさに唯一無二とは彼らのためにある言葉とでもいうべき特異な立ち位置を築きあげた彼ら。

確立しすぎて今更触れられることも少ないと思われるので、 今更ながら紹介させて下さい。今更。

凛として時雨

凛として時雨『Telecastic fake show』

凛として時雨はTK、345、ピエール中野の3人からなるロックバンドです。

特徴は、といってもその全てが特徴的すぎてあげられないんですが。 しいてあげるなら男女ツインボーカルと音の厚み。

まずは男女ツインボーカル。
これはバンドにおいてよくあること。
凛として時雨が狂ってるのは、2人共が異常なハイトーンボイスであること。

ハイトーンというかもはや金切り声に近いです。
超音波、怪音波、モスキート音。
そして、破滅的とでもいうべき感情剥き出しのシャウト。

もう耳がバグる。

そして、素人目から見ても異様なほどのテクニックを誇る演奏力。 ギター、ベース、ドラムという王道編成ながら、手数と音の厚みがおかしい。 これ3人で演奏しているとか嘘でしょ。

異常な音の圧と金切り声によるシャウトが重なり合う。

もう脳がバグる。

あと今更ながら名前の違和感がね。
ピエール中野の陽キャ感がやばい。
絶対バンドの社交性担当ですよ。

日本2大バグってる名前の中野。
サンプラザとピエール。

心地よさとは真逆の音楽

凛として時雨『DISCO FLIGHT』

パチンコ屋かここは!

あ、凛として時雨でした。
失礼いたしました。

如何ですかね。
この体力と精神力を根こそぎ持っていかれる感じ。

まさに破滅的な雰囲気。
TKと345の声が交互に高まりあうサビ。 そして行き着く先は、TKのシャウト。 その顔に狂気すら感じます。

初見では異質すぎて受け入れがたいと思います。 正直私もそうでした。 自分の知っているロックとかけ離れすぎていますし、音楽としてぶっ飛んでますからね。

異質、異分子、唯一無二。
ただの天才。

凛として時雨の音楽は唯一無二かつ時代を超越しているため、いつ聴いても古臭くない。色褪せない。

映像からは確かに時代を感じはしますが、曲だけ聴いて見て下さい。 10年近く前の曲とか信じられないでしょう。

あと最後に一つだけ言わせて下さい。
これを作業BGMにしてる人は100パーやばいやつです。

突然変異で生まれた怪物

で、これが2018年にリリースした曲です。

凛として時雨『Chocolate Passion』

正統進化ってこういうのを言うんだと思わせるほど。 一切変わっていない。 一切丸くなっていない。

凛として時雨って前にも後にも彼らっぽいバンドがいないんですよ。 まさに突然変異で生まれた怪物バンドです。

これ程好き嫌いが分かれるバンドも珍しいです。 けど好きになったらもう離れられません。 中毒性の具現化。

今更ながら凛として時雨を紹介いたしました。 彼らがシーンに登場してもう10年以上。

彼らは一切ブレずに、 あいも変わらず"凛として時雨"を鳴らしています。

そこが本当に怪物だなと思います。

異常です。
間違えた、以上です。

私はこの記事書いている最中、エンドレスで凛として時雨聴いてたら脳がバグったので寝ます。

あばばばばばば。


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