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ボカロが苦手な人はハチ=米津玄師を聴け

最近の音楽界において天才っていうと誰を思い浮かべますか。

川谷絵音氏?
ぼくのりりっくのぼうよみ氏?
タイムリーなのは、崎山蒼志君ですかね。

しかし、まぁ大多数の人が思い浮かべるのは、 米津玄師氏じゃないでしょうか。

出す曲出す曲大ヒットしてますし。
そりゃクオリティ異常に高いですもん。

あとは、マルチすぎるんですよね。
歌に作詞作曲、ダンスにイラスト、映像編集。

完璧超人ですか。
一個才能分けてくれてもいいですよ?

前前前世で神様に恩売ったりしたんですかね。 飼い猫が轢かれそうになったの助けたとか。

頑張れよ、私の前世。

米津玄師氏のもう一つの顔

そんな彼のもう一つの顔がハチ。
いわゆるボカロPです。

元々彼は自分で歌うのではなく、ボカロPとして活動してました。
ボカロPとしても大ヒットメーカー。

『パンダヒーロー』とか、
『マトリョシカ』とかですね。

で、満を辞して本名名義で歌って見たら歌えちゃったみたいな。

なんですか。それ。

完璧超人ですか。
一個才能…あ、くれませんか。
そうですか。

ボカロ曲って好き嫌いが本当に分かれますよね。 私は特別聴く方ではないですが、 ボカロってだけで全て拒否はもったいないかなと。

米津玄師が作ったんだ、へーっていう興味でも良いんで、 聴いて見て下さいな。

ハチ『ドーナツホール』

ボカロ感薄め

ボカロって要は電子楽器なので、 ボカロ感って正確にどんなって言われると難しいんですが。

変拍子や転調の多用、
一般的な音楽では難しい音域、
物語性強めor陰鬱な歌詞、
といった曲が多いイメージはあると思います。

その点、この曲は、良い意味でボカロ感が薄いというか、ボカロじゃなくても成立する感じなんですよね。
今の米津玄師感もありつつで。

あとは、ボカロに拒否反応ある人って、ボカロの歌声が無理って人が多いんだと思うます。

その点でも、必要以上にボカロ声が目立たないというか。 ボカロを楽器の一つとして見ているような気がします。

曲自体のボカロ感が強くないのにも関わらず、馴染んでるんですよね。
ボカロ声が浮かない。

イラストと映像の力

彼の曲を語る上では、 アートワークについても避けて通れないでしょう。

彼は、イラスト及び映像編集を自分自身で手がけています。 それが彼独自の世界観の構築へと繋がっています。

また、それがアーティスティックというか、 オタク感が薄いんですよね。

彼のクリエイターとしての力と曲の強度が相まって、 ボカロを感じさせない世界観を作り上げているんだと思います。

ボカロ界とJ-POP界

ハチ=米津玄師は、
ニコ動と世間、
オタクと言われる人々と一般人と言われる人々、

両者に受け入れられている稀有な例。
現代における唯一無二の存在です。

異なる二つの世界で頂点を極めたこと。
それが彼が天才と称されうる所以だと思います。

ボカロに拒否反応がある人でも、 米津玄師が作っているなら聴いてみようかなと思えるのではないでしょうか。

そして、ハチをキッカケに他の方の曲に手を出してみて下さい。 ボカロは日本が誇る文化でもありますし、拒否して聴かないのはもったいないですよ。

聴いていれば、ボカロ声に対する拒否反応も薄まるかもしれませんし。

とりあえず私は来来来世で才能たくさん貰えるように、 積極的に猫を助けていこうと思います。
ではでは。


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