日本語ラップ。
RIP SLYMEやKREVAといったメジャー第一線で活躍するアーティストも何組も。
しかし、音楽界のメインストリームとして根付いているのかと言われると難しいところです。
そんな日本語ラップの今を担うトップランナーこそCreepy Nutsです。
彼らこそが日本語ラップの今後を左右すると言っても過言ではないでしょう。
フリースタイルダンジョン
昨今のラップブームの火付け役です。
Creepy NutsのラッパーであるR-指定も初代モンスターとして登場していました。
即興のラップによる言葉の打ち合いである、MCバトルブームの今。
MCバトルで立ち止まり、音源を聞かないのはもったいないです。
また、「フリースタイルダンジョン最近流行ってるよね」って番組を見て、
合わないかなって思った人も、ラップ全般合わないって思わないでほしいです。
ライムとかフローとか難しい単語はわからなくて良いんです。
J-POPの中でも、好きな曲そーでない曲があるように、
ヒップホップってジャンルの中にも好きな曲があるかもしれません。
そんなヒップホップの入り口になり得る一曲を紹介させて下さい。
Creepy Nuts『助演男優賞』
サビのキャッチーさ
メインストリームにないジャンルが、一般大衆に殴り込みをかける際に大切なのが、サビのキャッチーさだと思います。
上述のRIP SLYMEやKREVAしかり、マキシマムザホルモンやperfumeしかり。
その点、この曲は完璧でしょう。
乗りやすい曲調に、聞き取りやすく耳馴染みの良い歌詞。
フェスなどでCreepy Nuts目当てじゃないお客様相手の場ですら、大盛り上がりする絵が浮かびます。
ＰＶのストーリー性
サビのキャッチーさは完璧です。
そうなると重要なのは、いかにサビまで聞かせるか、です。
ラップが始まった瞬間に、いかにyoutubeを停止させないか。興味ないジャンルだしな、と思わせないか。
この曲では、ストーリー性のあるＰＶがそこをカバーしています。
さらに、覚えやすいダンス、散りばめられた悪意や風刺。
全方位的にラップ初心者をカバーしています。
日本語ラップを音楽界のメインストリームへ
ラップは私には合わないからなーって思ってる人も、是非この曲を聴いてみて下さい。
あなたが日本語ラップの世界に踏み入れる第一歩となるやもしれません。
本場のアメリカほど大きな市場ではないでしょう。
しかし、日本語ラップの世界も、キャッチーなもの、ゆるいもの、アングラなもの、とても幅広い世界です。
フリースタイルダンジョンで生まれたラップブーム。
その先陣を切るCreepy Nutsがどこまで駆けあがれるか、 そこに日本語ラップがどこまでメインストリームになるかがかかっているかもしれません。
