あひろぐ

音楽やらカフェやら漫画やら

Awesome City Clubってもっと売れて良いのでは、と思うのは私だけでしょうか

音楽界において、2015年頃から始まったシティポップブーム。
一つの音楽ジャンルとしてそろそろ落ち着きを見せてきたように思えます。

Suchmosを筆頭として、NulbarichやYogee New Waves、LUCKY TAPESといった具合に、このブームを経てメジャーの舞台へ羽ばたいたグループも多々。

2013年に結成されたAwesome City Clubもそんな中の1組。
その音楽性やプロデュース、プロモーション全てが時代にアジャストしており、
僅か2年でメジャーへ駆け上がりました。

凄い。
確かに凄い。

しかし、私は思うのです。
彼らはこんなものじゃないと。
もっと売れても良いじゃないかと。

Awesome City Club『Don't Think,Feel』

リア充's MUSIC

凄くないですか。
完全なるリア充。一部の隙もない。
デジモンでいう究極体。

私のような陰の者からしたら天敵であり憧れ。
ナイトプール行けちゃう勢というか、
夜なのにサングラスかけちゃう勢というか。

別世界。

格好いい。
可愛い。
羨ましい。
狡い。

あー・・・

閑話休題。

まあ冷静に女性陣のルックスレベルが高いですよね。
ボーカルは勿論、可愛い子がドラム叩いてるって目立ちますし。
神聖かまってちゃんとかもそう。

で、音楽までリア充。
ポップでありながら、メロウでファンク。

オシャレ感って才能だと思うんですよ。
時代で移り変わるオシャレの、イマを的確に捉えるセンス。

男女ツインボーカル

彼らの売りの一つでしょう。
シティポップという枠の中で、様々なアプローチを行う原動力というか。

そもそも、男性Vo.であるatagi氏の歌い方がとても好みなんですよ私。
ソウルフルというか、R&Bを感じさせる歌い方。
それがシティポップのオシャレ感を上乗せしている感じ。

そして、女性Vo.のPORIN氏の透明感と声の伸び。
彼女がメインを張る部分は勿論ですが、ハモってる部分の心地よさ。

ツインボーカルって武器にもなるけど、
下手したら良さが打ち消しあってモヤってしまうんですよ。

けど、彼らは1+1が3にも4にもなっている。
これが強み。

良い意味での打算加減

近年、バンドが突き抜けて売れるためには、世界観の構築が重要だと思うんです。
観客を自身のフィールドに引っ張り込むくらいの。
SEKAI NO OWARIとかゲスの極み乙女とかそうですよね。

Awesome City Clubはそれを計算して行っています。

インタビューでも、リーダーのマツザカ氏がメンバー集めにおいて、
可愛い女の子が2人いることが絶対条件だったと話してます。

シティポップをやるなら、他のジャンルよりルックスの重要度が高いと思うんです。オシャレ感が売りですし。

狙い通りですよね。

また、『架空の街awesome cityのサウンドトラック』というコンセプトもそう。

曲を売り物ではなく、宣伝ツールとして捉えるという考え方もそう。

バンドを結成する段階、
インディーズの段階から、
ここまでバンドの枠組みをキッカリ作り上げているってもの凄いことですよ。

良い意味で打算的というか、
客観視できる力を持っているというか。

シティポップブームが落ち着いた今こそ

彼らの音楽が際立つのではないかと思っています。
今まではよくも悪くも町中にシティポップが溢れてました。

今までは異なる音楽性であったバンドも、
シティポップのエッセンスを取り入れた曲を出したりと。

しかし、そのムーブメントも落ち着きを見せ、
必然的にシティポップに触れる機会も減少して行きます。

そんな中、彼らの完成度の高いシティポップが皆の目に留まるのではないかと。

彼らはまだまだ売れる。上にいくと私は思っています。

そして、ほら私の言った通りでしょ!と言いたい。
この打算上手く行きますかね。
行くといいな。