あひろぐ

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ガールズロックンロール Hump Back

ガールズロック戦国時代ですね。
今日もガールズロックについて話します。

ガールズロックって大きく2つに分けることが出来ると思うんです。

いわゆる男ウケと女ウケというか。

異性にモテるか同性にモテるか
可愛いか格好良いか
あざとさの有無
処女性の有無

女性のシンガーソングライター界でいうと、 miwaと阿部真央の違いみたいな

ガールズロックって得てしてアイドルのような扱いをされがちですが、 それもこの一方に限ってなんですよ。

で、今回紹介するのは、もう一方です。
アイドルっぽさと真逆。

スリーピースガールズロックバンドHump back!

ロックンロールしてますよ。
めちゃくちゃ格好いいです。

Hump Back『拝啓、少年よ』

…あ、全然話変わるんですけど、
miwaと言えば昔友達に、

「私の後輩の同級生の友達がmiwaなんだよ!すごくない?」
って言われたんですけど。

「凄くないよ。他人だよ。ほぼ。
私、miwaと他人なんだ!凄くない?
って言われてるのと一緒だからね。
どう思う?すごいと思う?
でしょうね、としか言えないわ。」

って言葉を押し殺して、

「へー、凄いねぇー」

って言いました、私。

褒めて。

ロックンロール

どうですか。
この王道ロック。

歌の入りからゴリゴリのギターに突き抜ける歌声。

声自体は、特別男っぽいわけじゃないんですよ。 むしろ可愛い声。

けど、歌い方や演奏にあざとさとか媚びとか一切見えない。

男性的。

ロックバンドやろうとした人が、 たまたま女性だったんだろうなって感じ。

PVもシンプルで良いですよね。
露骨なカメラ目線も可愛い演出もない。

ただただ格好良く演奏する3人の姿が映されています。

ロックンロールしてれば、
格好良い姿を見せてれば、
それで良いでしょうと言わんばかりに。

格好良い。
イケメン。
姉御。

歌詞がエモい

夢はもう見ないのかい?
明日が怖いのかい?
諦めはついたかい?
馬鹿みたいに空が綺麗だぜ

エモいよ。
エモすぎるよ。小沢さん。

ハンバーグ師匠もびっくりです。

この歌詞を、真正面を見据えて、 顔を歪めて歌っているんですよ。女性が。

響かないはずがないでしょう。

こんなストレートなロックいまどき珍しい。 だからこそ、心を打つんです。

少年よというタイトルですが、
夢を、明日を、諦めかけた大人にこそ刺さるのではないでしょうか。

格好良い。
イケメン。
姉御。

「"本物"になりたい。」

昔読んだインタビューで彼女たちが言っていた言葉がとても印象に残っているんです。

「"本物"になりたい。」

あーもうそりゃあ格好良いよなと。
世間にどう見られたいとか、売れたいとかじゃない。 自分たちの音が奏でられていれば良いとも言わない

"本物"になりたいだけ。

彼女達は、ガールズロックって枠組みすら意識してないんでしょう。

男とか女とか関係ないでしょ?同じバンドでしょ?って。

格好良いです。
ただただ。

Hump Back。

彼女達の生き様をこれからも見届けたいなと切に願います。

可愛いガールズロックに飽き飽きしている方。

シティポップにはない熱さを求める方。

是非一度聴いて見て下さい。
震えますよ。格好良さに。


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