乃木坂46。
AKBグループのライバルとして始まった彼女たちも、 今やアイドル界の頂点に立ったと言っても過言ではないでしょう。
高いレベルのルックスとパフォーマンス。 現役専属モデルも多々。
AKBの売りが親しみやすさとすれば、
彼女たちは高嶺の花といった感じではないでしょうか。
昔のアイドルは、一般人とは完全に別世界の住人でした。
スター。憧れ。雲の上。
しかし、AKBが売れていく過程でアイドルを手の届く存在として作り変えていきました。
そのアイドル像を乃木坂46が、また少しづつ昔へと戻している感じがします。
同じ秋元康プロデュースでも大きくテイストが異なります。
…よく考えたら秋元康の掌で転がされているだけですね、これ。
まぁいいでしょう。
転がされてなんぼ。
転がる石になれ。
そんな彼女たちの魅力が詰まった一曲をご紹介します。
あ、因みに、私はバナナマンから入ったクチです。 バナナマンとオードリーはラジオが至高。
カイザー設楽。
乃木坂46『世界で一番孤独なlover』
クールなダンスナンバー
乃木坂のクールビューティー白石麻衣氏がセンターを務める一曲です。
乃木坂46初期の名曲『制服のマネキン』を彷彿とさせます。
また、姉妹グループ欅坂46の『サイレントマジョリティー』や『不協和音』にも通づる一曲ではないでしょうか。
クールなダンスナンバーで、
彼女たちの格好良さが堪能できます。
溢れ出す疾走感。
彼女たちの歌声も、子供っぽくなく、かといって大人でもない。 少女と大人のちょうど境界にいるかのような不安定さが感じ取れます。
それがこの曲にはドンピシャです。
むしろ大人の女性には歌えない一曲でしょう。
不安定さが格好良い。
人形のような彼女たち
PVでは、渋谷や原宿の街中に佇む彼女たちが映し出されています。
無表情で踊る彼女たちはまるで人形のよう。 彼女たちのルックスレベルの高さがそれを際立たせます。
人混みの中で無表情で立ち尽くす彼女たちの姿は、 どれだけ大勢の人が周りにいても、 孤独を感じることから逃れ得ない様を指し示しているのでしょうか。
若者故の孤独。
だからこそ、その象徴たる渋谷、原宿という街なのでしょうね。
切ない恋愛模様を描いた歌詞と相まって、 彼女たちのクールな魅力がたっぷりです。
あ、生駒ちゃんが映るとホッとするの私だけかな。
『世界で一番孤独なlover』
これすごく良い曲だと思うんですが、 シングル曲のカップリングなんですよね。
テレビ等で流れるシングル曲しか知らない人には知られていないでしょう。
乃木坂46ファン以外にも知られるべき一曲だと思います。
単純に凄い格好良いですから。この曲。
あとアイドルだからって拒否する人、一定数いると思いますが勿体無いですよ。
歌が下手って馬鹿にしたり。
的外れなんですよ。
そもそも歌唱力というのは、アーティストとしての魅力の一つにすぎませんし。
表現力や存在感、ひたむきさ、成長を追いかける。 単純に可愛い子が歌い踊っているのが見たいでも良いです。
アーティストを好きになる動機も、 歌を聴く動機なんて何だっていいでしょう。
そんなくだらないマウントで、
アイドルを拒否するのは勿体無い。
曲を聴きましょう。
アイドルだからこそ纏える格好良さってものがありますから。
彼女たちが、
この曲が、
それを証明していると私は思います。
如何でしょうか。
是非。
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