インストゥルメンタル。
いわゆる歌のない楽曲を示す言葉です。
貴方は聴きますか？
私はあまり…
どうしても物足りなさが勝ってしまってですね。
私と同じような方いるんではないでしょうか。
そんな貴方に朗報です。
インストを聴かなかった私でも心を奪われたジャズトリオを紹介させて下さい。
言葉は無くとも、
思わず身体が動き出す。
笑顔が溢れる。
そんな夢のような音楽を奏でるヒーロー達のお話です。
H ZETTRIO『Dancing in the mood』
あー、最&高。
H ZETTORIO
H ZETTORIOは、
青鼻のピアニスト H ZETT M
銀鼻のドラマー H ZETT KOU
赤鼻のベーシスト H ZETT NIRE
の三名からなる奇抜な見た目と超絶技巧を誇るジャズトリオです。
彼らは、元々侍ジャズバンドと称され、2015年に惜しまれつつ解散した伝説のインストバンドPE'Zのメンバー。
公式には同一人物ということをやんわり否定していますが、 まぁ自身でいじっていることも多いですし、 公然のってやつですね。
綾小路翔とDJ OZMAみたいなものです。
もしくは草なぎ剛とチョナンカン。
ドラえもんとコロ助。
因みに、メンバーのH ZETT M氏は、東京事変の初期メンバー（H是都M名義）であり、あの名曲『群青日和』の作曲を手がけています。
奇抜なメイクも椎名林檎一派だと思うと、納得できる不思議。
思わず身体が動く音とパフォーマンス
もうイントロのピアノからして格好良さが溢れる。 そこに、リズミカルなドラムとダブルベースが加わり、 絶妙のグルーブ感に。
3つの楽器だけで奏でているとは思えないほどの音の多彩さ。 一瞬音が止まるところとか、盛り上がりどころへの持っていき方がニクい。
歌声は無くとも、6分に渡る曲の間一切飽きることがありません。
そして、演奏している彼らがなんて楽しそうなこと。 ドラム立って演奏してますしね。
音が弾む。
身体が跳ねる。
ピアノのH ZETT M氏は、「無重力奏法」とも称される躍動感あふれる演奏スタイルが注目されがちですが、その演奏技術は伝説的ピアニストであるあのボブジェームスに認められるほど。
初音ミクを知らない人でも聴いたことがあるであろう有名曲『千本桜』も彼の手にかかるとこうなります。
格好良すぎて笑う。
あと指の速さが異常。
天下無双のジャズヒーロー
ジャズってとっつきにくいイメージがあると思うんです。 暗いジャズバーで、ウイスキー片手に嗜む感じ。
素人が土足で入ってくるんじゃないよと。
一見さんお断り。
被害妄想でしょうが。
しかし、そんな偏見は彼らが吹き飛ばしてくれます。
小難しいことは考えずに、 みんなで楽しもうぜ！と言ってくれているよう。
音楽って楽しい。
そんな当たり前なのに忘れがちなことに気づかされる。 彼らの音楽を聴いているとそんなことを思います。
思わず身体が動き、笑顔が溢れる。 落ち込んでいた気分が上向きになり、 明日も頑張ろうかなと思える。
何かと暗い話が続く現代において、 彼らの音楽がそんな憂鬱を吹き飛ばしてくれます。
本日は、音楽を通して人々に笑顔と明日への活力を届ける。
そんな現代におけるヒーロー達のお話でした。
ご静聴に感謝。
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